タンパク質摂取の基本

体重1kgあたり1gのタンパク質を!

標準的な体格の人で、1日180~200gのタンパク質が作られています。それに対して日本人が1日に摂るタンパク質量は平均70g。差し引きすると100g以上足りない計算になってしまいますが、差額はアミノ酸のリサイクルシステムでカバーされています。

新陳代謝でタンパク質は一度アミノ酸に分解されますが、そのアミノ酸を再利用して新たなタンパク質に作り替えます。ですが、このリサイクル率は100%ではありません。1日に2g前後のアミノ酸は活動エネルギーとして燃焼したり、腎臓から排泄されたりする。この不足分を埋めるために2gほどのタンパク質(=アミノ酸)を提らなければならないのです。

厳密に言うとタンパク質の必要量は身体のサイズで変わります。通常、体重1kg当たり0.8〜1.0gほど必要とされますが、体重70kgなら56~70kgほどが必要になります。燃焼や排池でロスするタンパク質を食事で補わないと、タンパク質の合成が不十分となり、カラダのパフォーマンスは低下しまうのです。

また、タンパク質は成長中の思春期の子供や運動をしている人、受験など勉強をする人、ストレスを受けている人、そして、泣く・怒られるなどの条件によっても消費されるといわれています。そういった方は体重1kgあたり2kgのタンパク質を摂取しても良いと言われています(プロテインやアミノ酸を摂取するなどもおすすめです。)是非実践してみて下さいね。

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