捻挫

「捻挫」とは、関節に力が加わっておこる怪我のうち、骨折や脱臼などのX線(レントゲン)で異常がない関節の怪我のことです。
上記のような賞状は大半捻挫という診断になります。したがって捻挫とはX線でうつらない部分の怪我、ということになります。

具体的には靭帯や腱などの軟部組織、軟骨部分の怪我のこと。

この怪我に関しては、自発的・多発的の両方に起きやすい怪我で、自発的な場合は転倒した衝撃やジャンプの着地などに起きやすいと言われています。
また、多発的なもの(外力がかかるもの)だと、サッカーやバスケットボールなどで相手にぶつかった際の衝撃などでも起きやすい怪我です。

怪我をすると、その怪我をした部位に腫脹や発赤・熱感・痛み(疼痛や動作時痛)が見られます。
捻挫の度合いが酷くなってくると、内出血や靭帯損傷・骨折などが同時に起きることもあります。

また、特に捻挫をしやすい足関節は、損傷の度合いによって以下のように分類をします。
・Ⅰ度…前距腓靭帯の部分損傷
・Ⅱ度…前距腓靭帯の完全損傷
・Ⅲ度…前距腓靭帯、踵腓靭帯の完全損傷
特に捻挫の多い部位なので要注意です。

また多くの捻挫(靭帯や軟骨のケガ)は、受傷後1~2ヵ月くらいもすると強い痛みは取れ、日常生活に支障はなくなると言われておりますが、後遺症のように、スポーツ活動を復帰した後に負担が加わった際、痛みや腫れ・関節のぐらつき感などを感じることがあります。

上記のような症状から、重症の怪我という感覚がないことから無理をしてしまいな怪我で、結果的に関節内に二次的な損傷が発生することもあります。 このような関節内の損傷は積み重なっていくこと・また、受傷部位をかばうようにして姿勢を保ったり、プレーをすることで変形性関節症などというような症状などになってしまうこともありますので、十分に注意が必要です。

そのため、「捻挫」をした初期の時点で正しい診断が下され、且つ正しい処置や復帰に向けたトレーニングが必要なのです。専門家とコミュニケーションを取りながら、最短且つできるだけ後遺症のような症状の少ない回復を目指していきましょう!!

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