ストレスと呼吸の関係

私たちは1分間に12〜20回、1時間に720〜1200回、1日に2万回以上の呼吸をしながら生きています。

呼吸は酸素や二酸化炭素を交換させる働きがあり、血液循環の促進や栄養素の運搬など生命維持に非常に大きな役割を担っています。それに加え、自律神経をコントロールする働きも持っています。それには呼吸で働く筋肉の1つである「横隔膜」が関わっています。

呼吸は無意識のうちにしていますが、意識的にも行えるものです。私たちが意識的にゆったりの呼吸を行うことで横隔膜の筋収縮がゆっくりと行われると副交感神経優位になるそうです。また、強く息を吐くなどスタッカートのような呼吸を意識して行うと交感神経優位へと導くことができます。

このように、呼吸は唯一私たちが意識して自律神経をコントロールできる方法なのです。

また、ネガティプな情動が起こす困った呼吸に、過呼吸(過換気症候群)になる方が多いですが、その発端は、不安や緊張などから、情動呼吸で発作的な息苦しさを感じることです。 情動呼吸とは、緊張や不安、ストレスを感じると速く浅い呼吸になり、反対にリラックスするとゆっくりとした深い呼吸になるというような、情動(情緒)と呼吸が連動することです。

不安や緊張などのストレス状況を打破したいと必死に呼吸しようとすると、交感神経のスィッチが入って浅く速い呼吸を繰り返すようになります。過呼吸になると普段体内に入る酸素に比べ、体外へ出ていく二酸化炭素が増えます。そうすると結果的に血液中の二酸化炭素濃度が下がり、中性の血液がアルカリ性に傾き(アルカローシスという状態)、しびれや震えを起こし、筋痙攣や脳の血管が収縮し失神するなどといった症状が現れます。
また、冒頭でもお伝えしたように、血液循環能力が低下し、酸素や栄養供給が滞りやすくなります。過呼吸になった場合は、ゆっくりとした呼吸に集中しましょう!

過呼吸に関しては少々外れて番外編ですが、呼吸によって自律神経のコントロールや血液循環機能の促進を担えることは確かな事実です。

自分の呼吸にも耳を貸してみて、速く浅い呼吸になりすぎていたり、遅く深い呼吸になりすぎている場合(前者が多いですが…)は注意して呼吸を整えてみましょう♪

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