クロストレーニング

「クロストレーニング」

よくフィットネス施設にある、クロストレーナーというマシンを想像する方も多いかと思いますが、それとは異なり、トレーニングの方法のことです。

「クロストレーニング」とは、行っている競技・スポーツ以外のトレーニングを行うことです。

これを行うことにより、自分が専門としている競技・スポーツだけではトレーニングしにくい身体機能(体力要素)をトレーニングすることができるため、身体機能向上やパフォーマンスアップ、そしてオーバートレーニング(症候群)や外傷や障害を防ぐことができると言われています。

バレエは比較的全身運動で左右共にバーやセンターを行うため、姿勢が綺麗!身体の使い方が美しく均一!と言われがちですが、足先に関してはポイントでつま先を伸ばす)足関節の底屈位)が多くなりやすいため一概に均一だとは言い切れません。また、プロの方やプロを目指していたり舞台やコンクールに沢山立つユースダンサーとなると、同じ振り付けのダンスの練習が多くなるので意外と身体の使い方に偏りが生じます。

そのため、フレクス(足関節背屈位)でのエクササイズを行ったり、振り付けであまり動かさない・軸にならない方の足での運動やトレーニングを行うことでクロストレーニングを実施できます。また、舞台やスタジオで踊っている際、重力を受けた状態で走ったり回ったり、ステップを踏んだりジャンプをしながら踊っていることを考えると、浮力があり体重負荷がかからない水泳やアクアエクササイズなども良いかもしれませんね!

このように、普段と違う動きのエクササイズ・トレーニングや他のスポーツを行うことによって、普段のレッスンではトレーニングすることのできない身体機能を向上させることができ、身体の使い方の偏りも改善させることができます。そうすることで身体機能全体の向上・底上げにつながるため、冒頭でもお伝えしたように、パフォーマンスアップや外傷や障害の予防につながるのです!

海外では多くのスポーツがシーズンオフの期間があり、オフには他の競技を行うことがあります。これがもうクロストレーニングになっていますよね!日本でも導入しているスポーツやチームがありますが、よくかmんが得られているなと感じます。

大人の方もずっと座ってデスクワークをしている人でも、習慣的に沢山歩いたり、筋トレをしたり…趣味でスポーツを楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。 ずっと座っているよりも、それに対し適度に運動を実施したほうが腰痛やこり針などの障害・疲労による痛みなどの予防に繋がりますし、健康的な身体の維持にも直結しますよね!ある意味クロストレーニングになっているのかも?!

クロストレーニングを活用して、身体機能の底上げやパフォーマンスアップできるように工夫しながら全体のトレーニングメニューや計画を立てていきましょう♪

-Ballet, Training