柔軟性×筋持久力UPで脚は高く上がる!

バレエを踊る人たちの誰もが脚を高く上げたい!と思うはず…。

フロリナのアダージオでのアラセゴンでのプロムナード、オーロラのアダージオでのドゥバンクォキープしたままの後ろへのカンブレ、どの踊りでもたくさん出てくるアラベスクのポーズ…。例を挙げていけばキリがありませんが、どのパにおいても脚は高く上げたい!と思われる方が多いのではないかと思います。

そのために、皆さんは何をされていますでしょうか。 横の開脚、縦の開脚、チューブ(バンド)を使ってのストレッチ、壁開脚、(これは反対ですが)無理やり外力や重力を使って柔軟体操を行う。様々方法はありますよね。

「毎日のストレッチを頑張っている!」という方は多いですが、さて、筋力(筋持久力)工場へのトレーニングはされていますでしょうか。腹筋などではありません。脚を高く上げるための、筋トレです。

「脚を上げられるようにする=関節の可動域を広げる」必要がありますので、当然ながらストレッチをすることは必要な要素です!!昨日、ストレッチのお話でもお伝えしたように、静的(スタティック)ストレッチでの地道なエクササイズのほか、反動を使ったり動きの中で可動域を広げていく動的(ダイナミック・バリスティック)ストレッチを行いながらストレッチを行う必要があります。

しかし、ただ可動域が広がっただけでは、踊っている最中にその可動域を生かして脚を高く上げた状態を保ったり、素早い動きを行うことはできません。

脚を前に上げるためには股関節屈曲筋群(腸腰筋や腹筋群など)、脚を横へ上げるためには股関節屈曲筋群のほか側腹部の筋肉、脚を後ろ上げるためには股関節伸展筋群や背筋群など、様々な筋肉のトレーニングが必要なのです。もちろん、その中でもほとんどの場合、脚は常にアンディオールで保つ必要がありますから、股関節外旋筋群も常に働いていないといけないわけです。(こうやって考えてみると、踊っている最中って私たちの身体はやることいっぱいですよね…。笑)

他にも主動筋に対して拮抗筋の使い方、協働筋の使い方など…。実は、挙げていけば更にキリがないのですが、これはどんどん専門的な話になっていくので一旦置いておきましょう!

上記のように、ストレッチをするだけでは踊りの中で脚を高く上げるのを保ち踊ることはできません。トレーニングが必要なのです。その方法やトレーニングが必要な筋肉個々によって違いますが、それを頭に入れておいて日々のストレッチ×トレーニングをすることが大切だと思います。

ぜひ、意識して日々のエクササイズの質を向上させて行ってくださいね!!

-Ballet