ストレス≠ストレッサー

「ストレス」は、私たちが必ず感じているものです。

ストレスとは外部からの刺激で心身に生じる反応のことです。 厳密にはそのストレスをもたらすものはストレッサーといいます!

ストレスによる反応には、意欲の低下、イライラ、不安などの心理面、不眠、食欲不振など身体面、仕事のミスや事故などの行動面があります。
また、ストレスが生じると、体内環境を一定範囲内に保つホメオスタシス(恒常性維持)という仕組みが働き、歪みのない状態へ戻そうとします。そのときに真っ先に反応するのは自律神経です。ストレスが生じることによって交感神経が優位になり、血圧や心拍数を上げて血流を増えます。それによりストレッサーと戦うか逃げるかの態勢をつくられるのです。
その後に反応するのが、ホルモン系です。血糖値を上げるコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されていきます。 ストレス反応が長引くと、自律神経もホルモン系も乱れて免疫系までダウンしてしまい、場合によっては病気に罹りやすくなる方もいらっしゃいます。

ストレスは誰によっても感じるものですが、それを放っておくと精神面だけでなく、体調や肌、行動などにも症状が現れていきます。
「ストレス耐性をつくる!」「必要なストレス!」などといって自分自身の心身にあえて負荷をかけ強くする考え方もありますし、必要なことではありますが、わたしの身体には思っている以上の場面でストレスを感じていることを意識してストレスをこまめに発散・解消してリラックスしたりできる環境を作ってみましょう!体調管理に必要な要素です。

最後に、ストレスをもたらす主なストレッサーをご紹介します♪
自分自身の体調管理の1つとして以下を整えたり整理してみることもおすすめです。

物理的ストレッサー :気温、湿度、光、騒音
化学的ストレッサー :タバコ、アルコール、大気汚染、ホコリ
生物学的ストレッサー:ウイルス、細菌、花粉、カビ
心理的ストレッサー :不安、不満、怒り、緊張、悲しみ
社会的ストレッサー :家庭環境、職場環境、住居環境

-Health, To think