準備運動(warming up)で大切なこと

ウォーミングアップで重要なことは、身体(筋肉)温度を上げること!

ウォーミングアップを行うことで血流を促し、筋肉温度をあげると筋肉の活動やエネルギー代謝がスムーズになるため効率的に運動ができるとともに怪我の予防にも繋がります。

近年では、ウォーミングアップで柔軟体操(ストレッチ)を行うだけよりも、有酸素系運動を取り入れたりダイナミックストレッチを取り入れた方がより効率的に血流が促進され筋肉温度が上がると言われています。

ちなみにダイナミックストレッチとは、いわゆる動的なストレッチのことをいいます。ストレッチしたい部分の拮抗筋群(反対の動きを司る筋肉のこと)を意識的に収縮させ、関節の曲げ伸ばしや回旋などといった関節運動を行うことで筋や腱を引き伸ばしたり、実際のスポーツあるいは運動を模した動作を取り入れることでそれぞれの動きに特異的な柔軟性を向上させたり、利用される筋群間の協調性を高めることなどを目的として行うストレッチ方法。バーレッスンもこれに近いですね!

静的ストレッチのみを行うよりも、少し息が上がるような運動を行ったり動きのあるストレッチングを行った方がより筋肉の収縮が行われるとともに、体内外での酸素交換が行われて血流がアップします。

***

バレエダンサーはストレッチをしがちですが、長く踊り続けたり大きく動くパも多いですので、有酸素的なウォーミングアップ方法を取り入れることでより効果的な準備ができるかもしれませんね!

スタジオまで歩きや自転車で向かったり、スタジオやスタジオの周りを少し走ってからストレッチを始めたり、ラジオ体操をするなど…。自分に合った方法をぜひ試してみてください!

※日本スポーツ振興センターコラム 「自分に合ったウォーミングアップを見つけよう」 参照
※第22回東海北陸理学療法学術大会 「ウォーミングアップ手法の違いがパフォーマンスに及ぼす影響」参照
※特定非営利活動法人 日本ストレッチング協会 参照

-Ballet